「…みずな。そろそろ行くぞ」 誠のその声で目を開けた。 もう夕方か。 どれだけあの子と話してたのか、わかる。 まぁ、返事は返ってこないから会話になるかどうか疑問だけどね。 「今行く」 そう言って私が立ち上がったのを確認すると誠と二人、車に戻った。