「あの…え?何して……」



葵のおっきい手が私の頭を引き寄せる。



葵の匂いがする。


なんか、これじゃあ私変態じゃん。



「あお…「黙ってろ。今我慢してんの。」


我慢!?

抱きしめといて何が我慢だ!


チャラ男め。



「……分かったよ。」







数分後、私は解放された。


何がなんだか分からなかったけど、

葵は嬉しそうに「んじゃ、友達な」なんて言ってた。




なんで私を抱きしめたのか、

友達になったことがなんでそんなに嬉しかったのか、


私にはわからなかった。






大嫌いな幼なじみと再会した場合⑧

また友達になる。