優乃side
ガタンゴトンガタンゴトン...
朝の通勤ラッシュで満員電車に揺られている、私。
「...ひゃっ。」
誰かが私のお尻を触った。
それも、何回も何回も。
「っ...‼」
これってもしかして...痴漢...?
やだやだやだ‼
どうしよう...‼
パシッ
ふと誰かが私のお尻を触っている手を掴んだ。
「...なにやってんの。」
声がする方を向くと、
「あっ‼いや、あっ、あの、なんですか?」
明らかにあたふたしている怪しい中年の男の人と、私と同じ高校の制服を着た男の子が立っていた。
「なんですか、じゃねーよ。痴漢してただろ。今。この人に。」
私を顎で指しながら男の人を睨むその人。
「ふっ、ふざけるな‼俺は、痴漢なんてしてない‼」
ピピー、シュー
電車が止まりドアが開く。
男の人は腕を振り払いドアから出ていった。
「た、助けてくれてどうもありがとう...。」
男の子にお礼を言う。
「うん。いいよ。大丈夫だった?」
微笑む男の子。
きっと、こんな男の子をカッコいいって言うんだろうな...。
「大丈夫。本当にありがとう。」
もう一度お礼を言う。
「うんん。良かった。」
ピピー
すると降りる駅に着いた。
「その制服。同じ高校だよね?ついでだし一緒に行く?」
名前は分からないけど、さっき話して私と同じで今年、1年になることを知った。
「...じゃあ、一緒に行こっかな。」
「よし、行こう。」
2人並んでホームを出る。
「ちなみに名前は?俺は、」
「」
ガタンゴトンガタンゴトン...
朝の通勤ラッシュで満員電車に揺られている、私。
「...ひゃっ。」
誰かが私のお尻を触った。
それも、何回も何回も。
「っ...‼」
これってもしかして...痴漢...?
やだやだやだ‼
どうしよう...‼
パシッ
ふと誰かが私のお尻を触っている手を掴んだ。
「...なにやってんの。」
声がする方を向くと、
「あっ‼いや、あっ、あの、なんですか?」
明らかにあたふたしている怪しい中年の男の人と、私と同じ高校の制服を着た男の子が立っていた。
「なんですか、じゃねーよ。痴漢してただろ。今。この人に。」
私を顎で指しながら男の人を睨むその人。
「ふっ、ふざけるな‼俺は、痴漢なんてしてない‼」
ピピー、シュー
電車が止まりドアが開く。
男の人は腕を振り払いドアから出ていった。
「た、助けてくれてどうもありがとう...。」
男の子にお礼を言う。
「うん。いいよ。大丈夫だった?」
微笑む男の子。
きっと、こんな男の子をカッコいいって言うんだろうな...。
「大丈夫。本当にありがとう。」
もう一度お礼を言う。
「うんん。良かった。」
ピピー
すると降りる駅に着いた。
「その制服。同じ高校だよね?ついでだし一緒に行く?」
名前は分からないけど、さっき話して私と同じで今年、1年になることを知った。
「...じゃあ、一緒に行こっかな。」
「よし、行こう。」
2人並んでホームを出る。
「ちなみに名前は?俺は、」
「」

