翌日

「ってことは解決したんだ?」

「そう!今日の朝もなにもなかったよっ!」

そう言って舞にグッと親指を出す。

「よかったわね。…ストーカーのおかげっていうのが気に入らないけど」

「とか言って舞が呼んでくれたんでしょ?流可のこと」

そう言うと舞が真っ赤になる。

「そ、そりゃあの状況でしょ!?
あいつに頼るしかなかったの!」

「そんなムキにならなくても…」

「だってなんかストーカーに頼ったみたいで嫌じゃない!」

「そ、そう…」

そう言って苦笑い。

ツンデレ〜♪

…なんて舞に言ったら

恐らく口を利いてもらえなくなるから

絶対言わないけど。

「あー、来たわよ」

舞の声と同時に教室に入ってきたのは

流可と秋君と…そして桐生さん。