「あと俺こそ悪かった、
あんな言い方して」

「ううん、流可が正しかったもん…。
でもやっぱり喧嘩はやだ。
な、仲直り…しよ?」

そう言って顔をあげると

流可は優しく微笑んでくれた。

「ああ、仲直り。
っつーかこれ以上優奈と離れるとか無理」

「もー、何言ってんの!
っていうか結局1日しか喧嘩してないよ?」

「確かに。
俺たちって喧嘩できないのかも」

「最高1日ってとこだよね」

私たちはそう言って笑いあうと

家に向かって歩き出した。