そう思って昔の、むか〜しの記憶を思い起こす。

…あれは確かまだ幼稚園の年中の時…


「るーくんるーくん!!
遊ぼーよっ」

「…No. ゆうちゃんは他の子と遊んだらいいじゃないか。
……With that, I don't want to play with you」

「???
ごめんねるーくん、なんていったの??」

「…Not at all」

「え??あ、遊んでくれるってこと?!」

「ちがう」

当時の俺は母親の遺伝で

今より更に外国人っぽく、

しかも英語と日本語が上手く使い分けできなくて、

混ぜて喋っていた。

そのためか幼稚園では

今思うと少し浮いた存在だったと思う。

だけど…

「ねえるーくん!!」

「…いやだ」

優奈だけは俺に普通に話しかけてくれた。