「ありがとう。実は趣味なんだ」
「趣味なんですか?」
「そう。自分ではフレア・バーテンダーなんて名乗ってるけど、自己流だし、大会とか出たことはない。でも、来てくれるお客さんに楽しんでもらえたらって思って始めたんだ」
「バーテンダーのお仕事はいつからされているんですか?」
「サンドリヨンをオープンしてからだから、もうすぐ二年になるかな。大学を卒業して証券会社で働いてたんだけど、四年目に辞めたんだ。今はデイトレーダーをしながらバーを営業して、毎日楽しく過ごしてるよ」
「デイトレーダー……」
「そう。証券会社でお客さんの注文ばかり受けているのがつまらなくなって、自分でも取引したいと思うようになってさ。それで会社を辞めた」
『デイトレードでお小遣い稼ぎ』とかいうタイトルの本を立ち読みしたことはあるが、そんなにうまくいくわけない、とそのときは半信半疑だった。でも、永輝の〝毎日楽しく過ごしている〟という言葉に惹かれて訊いてみる。
「デイトレードって儲かるんですか?」
菜々の問いかけに、永輝が真顔で答える。
「株の売買に使うのは余った金じゃないとダメだよ。生活費を注ぎ込んだらいけない」
「趣味なんですか?」
「そう。自分ではフレア・バーテンダーなんて名乗ってるけど、自己流だし、大会とか出たことはない。でも、来てくれるお客さんに楽しんでもらえたらって思って始めたんだ」
「バーテンダーのお仕事はいつからされているんですか?」
「サンドリヨンをオープンしてからだから、もうすぐ二年になるかな。大学を卒業して証券会社で働いてたんだけど、四年目に辞めたんだ。今はデイトレーダーをしながらバーを営業して、毎日楽しく過ごしてるよ」
「デイトレーダー……」
「そう。証券会社でお客さんの注文ばかり受けているのがつまらなくなって、自分でも取引したいと思うようになってさ。それで会社を辞めた」
『デイトレードでお小遣い稼ぎ』とかいうタイトルの本を立ち読みしたことはあるが、そんなにうまくいくわけない、とそのときは半信半疑だった。でも、永輝の〝毎日楽しく過ごしている〟という言葉に惹かれて訊いてみる。
「デイトレードって儲かるんですか?」
菜々の問いかけに、永輝が真顔で答える。
「株の売買に使うのは余った金じゃないとダメだよ。生活費を注ぎ込んだらいけない」


