「飲んじゃったらバイトに差し支えると思うので、シンデレラをお願いします」
「ああ、今日はサンドリヨンを開けないつもりなんだ」
「えっ」
永輝の言葉に菜々は驚いた。
(じゃあ、カクテルを飲んだらすぐに帰らなくちゃいけないの?)
まだ永輝のそばにいたくてあわてて言う。
「でも、だって、イベントでのパフォーマンスを見てサンドリヨンに来てくれる人もいるかもしれませんよ? 閉まっているのを見たらきっとがっかりすると思います」
「菜々ちゃんは仕事熱心だなぁ」
永輝が苦笑して続ける。「今日はもう一日分働いた気がするから、俺はゆっくりしたい」
(仕事熱心なんじゃなくて、まだ帰りたくないだけなんだけど、永輝さんは一人になりたいのかな)
菜々は寂しい気持ちで永輝を見上げた。その瞳が揺らいでいるのに気づいて、永輝がカウンターにシェーカーを置き、菜々に歩み寄る。
「どうした? やっぱり疲れたんだろ? 無理することはないよ。今日はもともと菜々ちゃんはバイトの日じゃないのに、サマー・フェスタに出てくれたんだから」
菜々が黙ったままなので、永輝が左手を伸ばして彼女の髪をそっと撫でた。
「ああ、今日はサンドリヨンを開けないつもりなんだ」
「えっ」
永輝の言葉に菜々は驚いた。
(じゃあ、カクテルを飲んだらすぐに帰らなくちゃいけないの?)
まだ永輝のそばにいたくてあわてて言う。
「でも、だって、イベントでのパフォーマンスを見てサンドリヨンに来てくれる人もいるかもしれませんよ? 閉まっているのを見たらきっとがっかりすると思います」
「菜々ちゃんは仕事熱心だなぁ」
永輝が苦笑して続ける。「今日はもう一日分働いた気がするから、俺はゆっくりしたい」
(仕事熱心なんじゃなくて、まだ帰りたくないだけなんだけど、永輝さんは一人になりたいのかな)
菜々は寂しい気持ちで永輝を見上げた。その瞳が揺らいでいるのに気づいて、永輝がカウンターにシェーカーを置き、菜々に歩み寄る。
「どうした? やっぱり疲れたんだろ? 無理することはないよ。今日はもともと菜々ちゃんはバイトの日じゃないのに、サマー・フェスタに出てくれたんだから」
菜々が黙ったままなので、永輝が左手を伸ばして彼女の髪をそっと撫でた。


