「音楽がある方がやりやすいかな?」
永輝が携帯音楽プレイヤーをベンチに置いて、ゆずの〝虹〟を流し始めた。
「最初は簡単に、ボトルを右手から左手にトス……手を交差させて持ち替える……ボトルネックを持って大きく振り回して……ここは技じゃなくて動きで魅せるんだ……」
永輝の説明に合わせて、音楽を止めてまた再生して練習……の繰り返しだ。
「ここは一人ずつ一回転させて落ちてきたボトルをハンド・バランス……ボトルを大きく振り上げて中身を注ぐ(ポア)……」
永輝の真似をしてかっこよくボトルを逆さにして中身をシェーカーに注ぐフリをする。
「うん、いいね。もっと腕を伸ばすとかっこよく見える」
「こうですか?」
永輝に言われて、腕をぴんと伸ばしてボトルを振り下ろす。
「そうそう!」
永輝に言われてホッとする。
そうしてときどきスポーツドリンクを飲みながら練習をしたが、さすがに暑くて参ってきた。菜々が膝に手をついて額の汗を拭うのを見て、永輝が言う。
「少し休憩してランチにしようか」
「す、すみません。バテバテで……」
「俺の方こそ、つい楽しくて夢中になってしまった。気遣ってあげられなくてごめん」
永輝が携帯音楽プレイヤーをベンチに置いて、ゆずの〝虹〟を流し始めた。
「最初は簡単に、ボトルを右手から左手にトス……手を交差させて持ち替える……ボトルネックを持って大きく振り回して……ここは技じゃなくて動きで魅せるんだ……」
永輝の説明に合わせて、音楽を止めてまた再生して練習……の繰り返しだ。
「ここは一人ずつ一回転させて落ちてきたボトルをハンド・バランス……ボトルを大きく振り上げて中身を注ぐ(ポア)……」
永輝の真似をしてかっこよくボトルを逆さにして中身をシェーカーに注ぐフリをする。
「うん、いいね。もっと腕を伸ばすとかっこよく見える」
「こうですか?」
永輝に言われて、腕をぴんと伸ばしてボトルを振り下ろす。
「そうそう!」
永輝に言われてホッとする。
そうしてときどきスポーツドリンクを飲みながら練習をしたが、さすがに暑くて参ってきた。菜々が膝に手をついて額の汗を拭うのを見て、永輝が言う。
「少し休憩してランチにしようか」
「す、すみません。バテバテで……」
「俺の方こそ、つい楽しくて夢中になってしまった。気遣ってあげられなくてごめん」


