「じゃあ、永輝さんはチョコレートの方をどうぞ」
「ありがとう」
ゆずのCDを聴きながら、二人で「いただきます」と言ってフォークを取った。一口食べた永輝が大きな笑顔になる。
「うん、うまいな」
「お口に合ってよかったです」
ホッとする菜々に、永輝がいたずらっぽく言う。
「菜々ちゃんも食べてみる?」
「え?」
半分こにするという意味かな、と菜々が思ったとき、永輝がフォークにケーキをのせて菜々の口元に寄せた。
「ほら、あーん」
永輝に言われて、菜々は目を見開いた。
「ほら」
フォークをさらに近づけられて菜々がおずおずと口を開けると、フォークが口に入れられた。舌の上にケーキが落とされ、チョコでコーティングされた柔らかなココアスポンジが濃厚な甘さを伝えてくる。
「お、おいし……」
頬を赤らめながら食べる菜々を見て、永輝が目を細める。
「だろ?」
(どうしよう、嬉しい。こんなのって恋人同士みたい……)
一人で内心悶絶している菜々に、永輝が言う。
「俺もショートケーキ、食べてみたいな」
「あ、どうぞ」
菜々が皿を彼の方に差し出すと、永輝が不満げに首を振って口を開けた。
「ありがとう」
ゆずのCDを聴きながら、二人で「いただきます」と言ってフォークを取った。一口食べた永輝が大きな笑顔になる。
「うん、うまいな」
「お口に合ってよかったです」
ホッとする菜々に、永輝がいたずらっぽく言う。
「菜々ちゃんも食べてみる?」
「え?」
半分こにするという意味かな、と菜々が思ったとき、永輝がフォークにケーキをのせて菜々の口元に寄せた。
「ほら、あーん」
永輝に言われて、菜々は目を見開いた。
「ほら」
フォークをさらに近づけられて菜々がおずおずと口を開けると、フォークが口に入れられた。舌の上にケーキが落とされ、チョコでコーティングされた柔らかなココアスポンジが濃厚な甘さを伝えてくる。
「お、おいし……」
頬を赤らめながら食べる菜々を見て、永輝が目を細める。
「だろ?」
(どうしよう、嬉しい。こんなのって恋人同士みたい……)
一人で内心悶絶している菜々に、永輝が言う。
「俺もショートケーキ、食べてみたいな」
「あ、どうぞ」
菜々が皿を彼の方に差し出すと、永輝が不満げに首を振って口を開けた。


