無口なキミと同居します。


一応「気にしないでいいよ?」っていうニュアンスで言ってみたのに。

…おかしいな、

良かれと思ってかけてみた言葉なのに
不機嫌そうにこちらに目が向く。


…あれ?

私、かける言葉間違えた??


そう思った瞬間、ガタッと勢いよく遠野が席を立つ。


まだ食べ終わってないのに……と思いつつ
彼は私のところに来る。



ごくっと食べてたものを飲み込んで、
遠野の方を向くと…


「いぎっ!」


両頬を思いっきり摘ままれた。