「あ、また美穂の予想外れたね。」

「あれー? 同じクラスになる予感してたんだけどなー。」

クスクス と 笑いながら
私と美穂は 別々の教室に向かった。
これが、最後の中学校生活。

教室に入ると
2年生の時から 仲が良かった人がいた

安心と期待

この時期の教室の空気って

なんだか嫌いにはなれない。

「七瀬 茜」

「はい。」

さぁ、新しい1年間の始まりだ