桃井先生は数学担当。

私的には田中先生の方が好きだ。

女性だし。

本当に男なんて興味がない。

教科書を持って移動教室にみくと向かう。

「本当に桃井先生かっこいいよね!!」

他のクラスの子たちも話している。

そんなに人気なんだ。

「奈穂美どうしたの?」

「なんにもない」

男のこと考えるなんて私らしくない。

移動教室の部屋に入り自分の席に座り授業が始まる。

黒板を書くカタカタという音だけがこの教室には響いていた。

私はいつも空を眺める。

空は無限に広がっていて、一人で考えさせてくれる。

そんな素晴らしいものだ。