【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

「久々に会って、すごくビックリしたの。
泣いてばかりだったリュウセイが、凛々しくなっていて……」

 懐かしむように、あたしの隣に座ったリゲル。

パタパタと足を揺らし、すこし照れもあるのか、ちらちらとあたしに目線を投げてくる。


「リュウセイが好きになったのが、あなたでよかった」


「え……?」


 廊下からははしゃぐリュウセイの声が聞こえてきて、きっとベティが困っていることだろう。

それとは反対に、この部屋では静かなリゲルの声が響く。


「あたし、リュウセイのことは昔からアイシテいたわ」

 サラリと黒髪が揺れ、その美しさにあたしは固唾を飲み込んだ。


「でも、勘違いしないで?
…きっと、心のどこかで感じていたんだわ。リュウセイが、あたしのとても近いところにいるっていうこと」

 まさか双子だったとはね、と加えて笑っていた。


 本当に驚いたことだろう。

ずっと隠していたリュウセイと、知らずに離れていくリゲル。


けれど二人には切っても切れない絆が、確かに在ったのだ。



 辛い思い出も、今なら大切に慈しむことができるのかもしれない。


「それに……」

 くすっと忍び笑いをしたリゲル。


「ベティの長い片思いも成就したし……ね?」


 その言葉に、あたしも思わず声を上げて笑ってしまった。


 ベティもがんばったものね。

……リュウセイやリゲルに負けないくらい。