【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

 三人が…といっても順序だてて話してくれたのはベティで、今に至るいきさつはこうだ。



 ……―星に着いたリュウセイが一目散でお城に戻ると、そこでは転送作業が行われていた。

もちろん、リゲルの。


「どういうことですか!」

 抗議したのは、もちろんリュウセイの父である王様。

渋った顔で「許せ」と、一言つぶやいただけらしい。


 急いで転送現場にいけば、すでにリゲルが準備を始めていた。


「リゲル!…行っちゃだめだ!」


「リュウセイ!?」


 なんとか、そのときは転送には間に合ったらしい。

でも、引き戻したリュウセイを拒んだのは……リゲルだった。


「あたし、この星を出るの」


 きれいな黒髪を揺らして背を向けるその姿は、リュウセイにとってどれほど痛々しいものだったのか。


「行く必要なんてないだろう!?…だってリゲルにはステラが…っ」

 そういったときに、周りにいた人たちが気まずそうに俯いた。

気丈に振舞ったリゲルが振り向くと、その瞳は悲しみにぬれていたそうだ。


「そうよね、リュウセイは知るわけないものね」

 一呼吸いれた彼女は、笑ったそうだ。





「……母さん、先日亡くなったの」