【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

 もう一度隕石が降って、すべて夢でした。

なんて、うまくいくわけがなくて、軽く眩暈さえ感じるこの状況を打破すべく、とにかく帰路に着いた。


 ふらふらとした足取りで家の扉を開くと、

「流星くん、おかえりなさい!」

 そう言って温かく迎えた母を押し切り、ずらずらと一行はあたしの部屋へと向かう。

だって、あたしでさえなんて説明していいかもわからないんだ。


 コートをハンガーにかけて、あたしはまだぼーっとしながらペタリと真っ白のカーペットに座り込んだ。


毎日見慣れている自分の部屋なのに、そこにはベティもリゲルも……リュウセイもいて。


違和感ばかりで、決して居心地が好いとはいえなかった。


「話がとんじゃってごめんなさいね?
あたしRG―0708…じゃなくて、0707。リゲルって呼んでね!」


 満面の笑みは、さすがに双子なのかどことなくリュウセイに似てる。

母が気を利かせて持ってきてくれた紅茶を囲む四人は、とても複雑な雰囲気だった。


「…で、どこから話すんだ?」


 珍しくベティが話を進めてくれて、思い出したようにリュウセイは口を開く。


「ええっと、実はリゲルに会いに星に戻ったんだけど…」

 はあっと大きなため息をついたリュウセイ。

あまり見ない疲れきった顔だ。


「ちがうの、聞いてメリーちゃん!…じゃなくって、ヒメリちゃん!」


 必死に弁解しようとする姿がすこし前のリュウセイにそっくりで、悔しいけど少し微笑ましかった。