【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

 ゆっくりとスポットライトを浴びるように映し出されたのは、怒っているのにどこか笑って見えるその表情。

あたしはそれを、よく知っている。


「だってあたしもメリーちゃんに会いたいんだもん!」

「だからって……」


 どちらかというと、いつもは言われるほうなのに、今ばかりは反対だ。

女の子の目の前まで来たその主は、ようやくそこでずっと見ていたあたしに気付く。


 ぱっちりと見開いた瞳と、痛いくらい視線が交わる。



「……あれ、ヒメリ?」



 雪のように、外灯をきらきらと反射させた銀髪。

冷たい風は、優しく撫でるように吹き抜けた。


「リュウセイ、なの……?」


 なにがどうなってるの?

帰ってきたなら…なんであたしのところに、一番に来てくれないの?



 わけがわかっていないのはあたしだけなのか、それをみていたベティは一際大きなため息をつく。

そしてベティに隠れるようにしていた彼女を、ぐいっと肩を掴んであたしに差し出してきた。


 今にも泣きそうなあたしは、さきほど知り合った彼女と、お互い何?といわんばかりに見詰め合ってしまった。


 気まずそうなリュウセイと顔を見合わせて、ベティは静かに言い放つ。