【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

「え?」

 思わずあたしが聞き返してしまった。

それに嬉しそうに反応した彼女は、目いっぱい見上げて笑ってきた。


「ふわふわの髪が長くて、肌がぷにぷにで、いいにおいがする人らしいんです!」


 ……メリー?

なんとも賑やかそうで、且つ明らかにこの国の人の名前ではない。


それに、肌がぷにぷに?
イイニオイ?

 謎の少女の言葉は、やっぱり不可解だ。


「ああ、やっぱりわからないですよね!仕方ない、ベティを召喚するか……」

 舌打ちをしながらボソリと呟いたそれは、耳ざとくあたしに届いてきた。

彼女はどうも少し早口で、なんとなく気になってしまったのだ。


「ベティ…?」

 小首を傾げたあたしに今にも抱きついてきそうな彼女。

ぴょんと跳ねて、あたしをもう一度見上げてくる。


「ベティを知ってるの!?」

「えっ、あの、一緒の人かどうかはわからないけど…」


 居候のベテルギウスならいるけど、なにせ宇宙人。

確かに背後からぶつかってきた彼女も不思議だけど、次元が違う。


 ただ、ベティなんて名前、ココ最近じゃ彼しかあたしの身の回りにはいないから。


あたしの不安はよそに、彼女はごく自然にあたしの両手を包み込むように握っていた。



「じゃぁ、あなたの言う『ベティ』のところへ連れていってくれませんか?」