【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

 手のひらでは、悔しいくらいキラキラと…どんな宝石よりきれいに光るブレスレット。


 もっと素直に笑いたい……、リュウセイの隣で。


 キンキンに冷えた手で、ぎゅっとブレスレットを握りしめる。

見上げた夜空には、真冬のオリオン座が我関せずといわんばかりに瞬いていた。


 すうっと息を吸い込んだあたし。



「リュウセイィィィーッ!早く、帰ってきなさいよおぉーっ!!」


 遠くで犬の散歩をさせていたおじさんが驚いていたけど、あたしは構わず叫んでいた。

それでもシンとした静寂しかないそこは、怖ささえ覚える。


 息が独りでに増えては消えて、その繰り返しを見つめていたら、じわりと目頭が熱くなりかける。


「リュウセイ……」

 たまらず腕でごしごし擦ってた。




 ……―ァァァ



「…帰ろ」


 そういえば、ベティも探さなきゃ。

どうせ家の屋根で、彼女に想いを馳せているのだろうけどね。


 ゆっくりと身を翻して、ゆっくり足を一歩踏み出した、そのとき。






「きゃぁぁぁあああっ」