【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

 半ば叫びに近い大きな声を出していた。

いつの間にか、大きく肩で息をしていたあたしたち。

ようやく我に返ったベティは、そのまま力なくあたしの腕を伝い、だらりと膝を突いて頭を垂らした。


「オレはどうなってもいいから……」


 それは、まるでベティが泣いているみたいだった。


乱暴な言葉を並べたのは、自信がないのを偽るため。

腕まかせに力づくなのは、心が弱いから。


 揺れる美しい金糸の髪も、なんだか切なそうだった。


「嘘、つかないでよ」


「……っ!」


 あたしの言葉に、ピクリとベティの身体が固まった。


 どうなってもいい。

そんなこと思っていたのなら、きっとこんなに苦しんで悩んでなんかないはずだ。


 それはとても、自然なことのはずだ。


「ベティは今でもリゲルが好きなんでしょうっ?
あたしを…利用しないでよ!」



 あたしだって何度も心が折れそうなのに。

それでも、あの日、リュウセイの背中を送り出したときに誓ったんだ。


 いくら泣いても。

 何度も俯いても。

 どんなに迷っても。


その先には、やっぱりリュウセイしかいないから。