「どうせ、俺たちは似た者同士だろっ?
……好きな人に、想いをぶつけられない臆病者だ」
冗談……なんかじゃない。
哀しい瞳は、あたしではなく自分に哀れんでいるよう。
「な、なにいってんのよ…」
ベティの気持ちは痛いほどあたしにはわかる。
どうしようもないくらい好きなのに…たった『好き』の一言がいえなくて。
一瞬のチャンスを逃したことに、とても後悔している。
あたしのその戸惑いに気づいたのか、目の前まで近づいてきたベティ。
がしっと両の二の腕を力強く掴まれた。
「オレのことを利用しろよ!いつも安全なとこにいてなにが悪い!?」
荒げた声に、ビクンと肩が震えた。
乱暴に揺らされたあたしの身体は、まるで人形のように抵抗してもそれを止められなかった。
「痛いよ、ベティ…っ」
必死に腕を突っ張っていたら、あたしのかばんから運悪く例のビニール袋が零れ落ちてしまった。
すぐに気づいて拾おうとしたけど、彼が許してくれない。
ああ、もう!
焦るあたしの気持ちに拍車を掛けるように、更に袋越しにカツン、とベティの踵がブレスレットを蹴る。
あっと気づいたときには、すでに見失ってしまった。
必死に押さえ込んでいる不安は、蓋から溢れるように零れだす。
「もうやめてよっ、ベティ!!」
……好きな人に、想いをぶつけられない臆病者だ」
冗談……なんかじゃない。
哀しい瞳は、あたしではなく自分に哀れんでいるよう。
「な、なにいってんのよ…」
ベティの気持ちは痛いほどあたしにはわかる。
どうしようもないくらい好きなのに…たった『好き』の一言がいえなくて。
一瞬のチャンスを逃したことに、とても後悔している。
あたしのその戸惑いに気づいたのか、目の前まで近づいてきたベティ。
がしっと両の二の腕を力強く掴まれた。
「オレのことを利用しろよ!いつも安全なとこにいてなにが悪い!?」
荒げた声に、ビクンと肩が震えた。
乱暴に揺らされたあたしの身体は、まるで人形のように抵抗してもそれを止められなかった。
「痛いよ、ベティ…っ」
必死に腕を突っ張っていたら、あたしのかばんから運悪く例のビニール袋が零れ落ちてしまった。
すぐに気づいて拾おうとしたけど、彼が許してくれない。
ああ、もう!
焦るあたしの気持ちに拍車を掛けるように、更に袋越しにカツン、とベティの踵がブレスレットを蹴る。
あっと気づいたときには、すでに見失ってしまった。
必死に押さえ込んでいる不安は、蓋から溢れるように零れだす。
「もうやめてよっ、ベティ!!」


