【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

「……もし、帰ってこなかったら」

 ピタリと足を止めたベティ。

背中越しに彼の声がぼそぼそと聞こえてきた。


「え……?」

 聞き返したあたしにベティはくるりと振り向いてくると、ぶっきらぼうに俯いた。


 なんとなく言いづらそうにするベティ。

あたしはおもわず一歩近づいて覗き込んでしまった。



「アイツが帰ってこなかったら………」


 身を切るほどの冷めたい風が、頬をかすった。

まるでかまいたちのように感じるのは、きっとその冷たさだけではないはずだ。






「オレにしとけよ」





 突き刺すような瞳であたしを捕らえた。


あたしは言っている意味を理解できなくて、動揺を隠せないでいた。



「べ…ベティ…?どうしちゃったの…っ?」


 きっと悪い冗談。

寂しがるあたしを励まそうと、ベディが珍しく冗談をいったに違いない。


そう、考えようとしてた。