【短】流星☆BOY〜星に願いを〜

 笑った彼女の言葉が、ジンと沁み渡る。

同時に、チクリと胸の奥がささくれる。



 ………―また、明日。

そうだ、あたしにはまたリュウセイのいない明日がやってくる。



「…うん、また明日」

 あたしは困ったように笑いながら、優しい友に手を振って背を向けた。


コートを引っ掛けるように着て、カバンを抱えて走った。

シンと床から冷える温度とは裏腹に、あたしはすぐに白い息を切らした。


 靴に履き替えて、校門まで一直線。

変わらず、顎まである襟もとに埋めるように俯いているベティが立っていた。


「ベティ、ごめんね?」

 あたしは笑って近づくと、一瞬あたしをみただけで、そのまま身体を翻した。


 …なによ、文句一つくらい言ってよね。

口を尖らせながら、彼の後をついてく。


 歩道の端には解けかけた雪が泥と混ざり合い、茶色く濁っている。

再び凍り始めていて、今にも滑りそうになるのを必死にバランスを取りながら歩いた。



 ただ沈黙だけがあって、この時間がいつも寂しい。


「あのね、ヒメリ!」

 抱き疲れるのが好きなわけじゃないけど、なんでも溶かしてしまいそうな笑顔がない。



「……リュウセイ」

 あたしが何気なく呟いてしまったときだ。