すると日野くんは学級委員の子にバレないように舌打ちしてから私を後ろから抱きしめる。




「へ、日野くん……?」



ギュゥと抱きしめられ、みんなからの注目を浴びる。




「俺……コイツと一緒がいい。じゃなきゃ俺、コイツ不足で死ぬ……」



日野くんがそう言うと周りの女子はキャーキャー言い始める。



学級委員の子は日野くんの話を顔を赤らめながら聞いていた。