「ねぇっ、なんで私を指名するの!」 休み時間になり、そう怒ると未來が口を開いた。 「いいじゃん、日野くんに指名されたんだから誇りに思えば?」 「そうだよ、俺が指名してやったんだ。感謝しろ。」 って、この人たちなんなの⁉︎ 私の敵なの?私の味方はいないの? 「それに、おまえ俺が他の女子指名しても良かったのか?」 日野くんは意地悪に微笑む。 なによ、そういう質問ずるい…… 「…やだ……」 いいわけないじゃん。