【相川 奈津side】 「相川……」 次の日のお昼休み、日野くんが話しかけてきた。 「っ、な、なに?」 「ちょっと時間、あるか?話したいことが……」 「ごめんっ、私行かなきゃいけないとこあるから。」 日野くんと話せないことが辛い。 避けてしまう自分が嫌だ。 だけど…… これ以上自分が傷つきたくない。 日野くんと山本さんの幸せを見ていたくない。