次の日。 「日野くん……」 お昼休み、トイレから教室へと戻る途中、相川に話しかけられる。 ーードクンッ これでもかっていうくらい、胸が騒ぎ立てる。 落ち着け、ここは冷静に行くんだ。 「話があるから来て。」 今すぐ抱きしめたいのを押さえて、ついていくと空き教室についた。 話って……まさかだけど…… 嫌な予感しかしない。 そしてその予感は的中することになる。