「マジ?付き合ってるのに夏休み遊ばないとかありえない。」 いや、ありえないとか…そんなの人それぞれじゃん。 「遊びたくないの?」 「そりゃ…遊びたいけど……」 私がそう言うと未來は背中を押した。 「じゃ、今日一緒に帰りな。そして、誘いなよ。私は帰るから。バイバイ。」 走って帰っていく未來。 「あ……」 残されちゃった。 チラリと日野くんの方を見ると目があった。