―ある日―

ポーチにお財布をつっこんで教室を出る。

こうやっていつもどうりはいつもどうりに繋がっていく。

「酒井先生ー」
下駄箱に降りてきた時けっこ大きな声が向こうでした。

なんだろ？

思って見ると酒井先生とオカ先がなんか、はしゃいでるのが目に入った。
「……行方不明………すか」
「今……ちょっと……生徒には……」

なに？小声でうまく聞き取れないけど、今、行方不明って言った？

行方不明って、家出の間違いじゃないの。

あとでゆりあに聞いてみるかな…。
まぁいいや、そんな事より私にはお昼ご飯が死活問題だ。

先生達を横目に、くつを履き替えた。