―ある日―

うずくまってしまう。
やっ………私……人………殺し………………

「……だったらまだ、見つかって無いんだ………!!」

ど、しよっ!変、に思われ、る。
止まれッ!!!

「………我慢しないで泣きなよ」

「!!!?」

「オレは気にしないで。居ない設定だから。泣きな」

「なっ…で……?」

校庭を見たまま、ボソリと言う。
どうして。何を知って…………

「後が辛くなるからさ。泣いていいよ」

………………ッ。

「……フッ…………ウッ………」
すごく、涙が溢れ出してあっという間に、泣き崩れていた。

声を張り上げて……。

自分でも、何が起きたのか解らない。
ただ、
止まらない涙は……それを………知ってるの……だろう………。