―ある日―

「さてっ」

靴を履き替えて裏庭の方に行く。

ごみ捨て場っと。

ゴミ箱のゴミをどでかいゴミ袋に移す。

うちの学校は業者に持ってってもらうんだ。

楽でいい。

「うしっ…」

さぁコンビニ行くか。

「おう、ヤマじゃん」

メンドイ予感。

「あっ本当だ。ヤマだ」

「ごみ捨てしてる。優等生がめずらし~い」

忘れてた。裏庭側は溜まるんだった。

とくにこうゆう足りない連中が。

「そう、コンビニ行くからついで。何してんの?」

「お前もやる?」

「大丈夫、薬じゃなくてヤニだから」

「家じゃヤってんよな?」

「酒もあるぜ、いちおう☆」

「お前母親、お水って本当なん?」

ダイタイ、オレのメンドイ予感は、

「ハァ……」

「何?お前今、溜め息しねかった?」

「なんだよ。どうしたよ?」

「何?ヤマ、お前なんか言った?」


「オレは餓鬼じゃないからそんなんヤらないよ」


当たるんだよな。