―ある日―

授業は終わるのが早い。

好きだからなのか。

もう昼休みだ。

「てっと…」

どうするかな。

うちの学校は給食じゃない。

牛乳は配付されるが、弁当制。

とりあえず……

コンビニ行くか。

何食おう…。

コンビニ弁当も飽きたしな…。

そうだ、カップヌードルがいい。

この間、CM見たばっかなんだよな。

よし、そうしよう。

財布をポケットに入れて、席を立つ。

「お~い日直~」

なんだ?

見ると女子が沸いてる。

「ゴミ箱いっぱいじゃん!捨ててきてよ~」

「お前等、行けよ!俺食事中~」

「じゃあ、佐藤ちゃんは?」

「さっきセンセに呼ばれてたよ」

なんだよ。

ゴミ捨て位、行けばいいのに。

「オレが行くよ」

「なに~?ヤマ、めずらしぃ」

「コンビニ行くから、ついで。少し遅くてもいいよな?」

「モチッじゃよろしくぅ」

「はいよ」

まったく……。

なんで女子は、こうゆう事で騒ぐのか。

気が知れない。

嘆息してゴミ箱と教室を出た。