取り合えず、私は
鞄を机の上におき…


静の横にしゃがみ
静の肩を揺らした


「ごめん…
遅くなって~!!」

「う…うん……
ほんまや!!遅すぎるやん」


怒った様子もなく
笑い掛けてくれ

静は立ち上がり
私の手を取り

「はよ、見に行くで!
龍兄の動いてる姿…
見られへんなるからー!!」