「良いのよ?
私は気にしとらんから」



そう言って私達二人に
背を向ける静に詩乃さんが
後ろから抱き締めて
静の耳元で何かをささやいたら



「詩乃ちゃん!!
なに言ってるんや!」


そう言って
詩乃さんから離れようと
暴れる静