「あら…どうして?」

その言葉に…
慌てた彼女は…

「そ…れは…
家の用事です…
失礼します…」

逃げるように
言って帰ってしまった…

「そんなに急ぐ
用事なのか?」

と帰った彼女の方を向き
笑う先生を見て…

私は…切なくなって…
案内は…大丈夫です…

と言って…私は
一人校舎を歩き回った…