「そうね…
あんまり奥に進むと…
帰れなくなっちゃうかもだしね…」

少し大人しい静の手を握り
戻ろうとしたとき…

ガサガサ
ガサガサ

草むらもないこの洞窟に…
相応しくない、音が響いた…

「な…なんやの!!」