「先生?何時まで…
居るつもりですか?」

何時までもブランコの横に立って
遠くを見ている先生に聞いた…

「ん?神崎が帰るまで?」

いや…何で ? が…つくの…

「それなら…帰った方が良いですよ…
私…今日は帰るとこ…無いですから…
野宿です…」

と…呟き…また、ブランコをこぐ…

「こら!家出娘!
良い年頃の少女が野宿するんじゃない…
しゃーない…付いてこい…」

と歩き出す…先生…

ま…まさか…副担とあろう人が…
野宿の少女を誘拐し

「誰が誘拐だ!
ちげーよ…野宿したら…
マジで、誘拐されるぞ?!」


と言われて私は慌てて先生に近付く…