「間宮くん、それ、百合のアメだよ!」
そうだそうだ!
「へ?ごめん。えーっとお前誰だっけ?」
カッチーン
仮にもクラスメイトの名前を忘れるかぁ?しかもいま6月だよ6月!
ほんっとあり得ないっ!
「ボソッ童顔の癖に。」
「お前いま小声で童顔の癖にっつったろ!」
「いいましたけどー?」
「人が気にしてること言いやがって!」
「やーいやーいどうがーん。」
「お前ムカつく!」
「さいですかー。」
「二人とも仲良しだねぇ。」
「「違うわっ!」」
「なんだやっぱり仲良しじゃん。」
「違うんだよ花絵ちゃん。」
「そうだよ花絵、第一わたし今日初めてコイツと喋ったもん。」
「はっお前みたいな奴がもんとか言うんじゃねーよ。」
「しょーがないじゃん!そう言っちゃうの!」
「はいはい。二人とも喧嘩はダメだよ。学校行こ?」
「うん、花絵ちゃん。」
なんだこの身代わりの速さは。