「…え?」 「あれ、なんか俺…透けてる?」 「タク?」 もしかして………幽霊? タク…死んじゃったの? 「俺、死んだのかな」 「嫌だ…嘘。絶対嘘。信じないっ」 タクをすり抜けて、病院に電話した。 「………まだ…生きてる?」 なんで…じゃあ、なんで、 ここにいるの、なんなの? 「生きてるって、誰が?」 「タクが…」 「なんで?俺ここにいるじゃん」 「違うよ!!!き…っ昨日タクは……っ……車に……」