「……ぃ、、、きろ。

起きろ。」




………咲ってこんなに声低かったっけ?



『後五分……咲、』



「残念。咲きじゃねーから無理だわ。」



バシッ、



いっ?!?!



『いったっ、、!!

って、彗星?!何でこんなところに、、

てゆーか、辞書の角で叩くことないでしょ?!』



頭がひりひりするよ?たんこぶ出来たよ、絶対……。


て、、ここ生徒会室じゃん!


なんで教室からこんなところに移動してるの???




「……お前、いま何でこんなところに居る??

的なこと考えてんだろ。」




何故わかるんですか?エスパーですか?



それとも生徒会長様は人の考えが読めて操れるんですか?




「…失礼なこと考えんなアホ。
お前顔にでやすいんだよ。

、、あ、、、



そういや、お前が此処にいる理由はな?
俺が教室から此処まで

“お姫様だっこ”

で運んだからだよ。」





…………はぃ??



今、さらっとものすごいこといわなかった?


お姫様だっこで運んだ?



皆居るはずなのに…?



公の場で?!



ウソでしょ、そんな醜態をさらしたの?私は。




しかも、咲、起こしてくれるって言ってたのに……