ねえ好きって言って 【完】

あっち~
なんだよこの暑さ。




クーラーかけてても
こんなに暑いのかよ…




真夏の昼間俺は暑さにやられて
ベッドでゴロゴロしていた。




ピロリーン♪




ん?誰だ?
……なんだ望かよ。




電話に出るのが面倒で無視した。




ピロリーンピロリーンピロリーン♪




あぁ、うっせーな。
あいつ絶対分かって電話してるな。




「…なんだよ」




「零太くーん♪元気?あははっ」




ただでさえ暑苦しいのに
望の声聞いたらもっと暑苦しくなった。