ねえ好きって言って 【完】

「恵恋……!!!」




夕暮れ時、
公園のベンチに座る
恵恋を見つけた。




「あっ零太くん、凪くん…」




恵恋は申し訳なさそうな顔をしていた。




「恵恋!心配したよ!」

「ごめんね、凪くん…」




恵恋、ずっと泣いてたんだ。




目が赤くなっていた。




そんな姿を見て
胸が痛んだ。




「恵恋…告白のことなんだけどさ」




「うん?」