オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






なかなか ついてない日だ。

・・・放課後。

職員室をノックする。


「失礼します。

 数学の山田先生いらっしゃいますか。」


「おう。ここだ。

 すまんが来てくれんか。」


先生が職員室の奥の方で

私を呼ぶ。


「あ、はい。」


大人しく声のする方へ行くと

山積みになった

数学のプリントがあちこちに

重なったいた。


「これを整理してほしくてだな・・・

 本当に雑用で悪いんだが

 1ページから20ページまであるんだが

 クラス単位で分けてほしい。

 それから、

 順番に並べて

 左上を このホッチキスで

 止めてくれないか。」


そう言って

先生はホッチキスを渡してくる。


「こ、これ全部ですか?」


2年のみの分だとしても

私のクラスで 40人。

全クラス合わせると

ざっと計算しただけで200人は余裕だ。

200人分もプリントを

まとめるとなると・・・