オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






「黒辻。

 今何か言ったか?」


数学の先生に気付かれた。


「ぁ、えっと・・・。

 何でもないです。」


「授業中に他のことでも

 考えてたのか?

 ぼけっとしてると

 お前だけ授業 送れるぞ。

 しっかり聞いとけよ。」


「ぁ・・・はい。」


適当に返事をするが

先生はまだお怒りのようで・・・。


「そうだ。ちょうど

 放課後 少し用があるから

 残って手伝ってくれ。」


「え!?」


「他のこと考えてた

 罰だな。」


「は、はい・・・。」