オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






教室に遅刻ギリギリで入った私は

石崎に話しかけられる。


「昨日、大丈夫だったか?」


「あ、あぁ・・・石崎。。

 大丈夫。。

 何か色々とありすぎて

 気が動転してるけど・・・。」


「そ、そうか・・・

 お疲れみたいだな。

 何か困った事とかあれば

 何でも言えよ?」


「・・・え?」


「いや、さ。

 俺ら、幼馴染なわけじゃん。

 だから話したいことある時は

 いつでも聞いてやるってこと。

 宮代先輩だっけ?なんか

 強引な所ありそうだったし・・・

 ・・とにかく

 何かあれば言えよってこと。」


にかっと笑う石崎は

優しいと思った。


「ありがとう。」


「素直でよろしいww」