「お母さぁぁん!

 先輩 朝ご飯食べてないらしいの!

 エッグトースト 2枚お願い!」


「わかったわぁ。

 朝ご飯食べてくなら急ぎなさい。

 時間 ギリギリよ。」


「はぁーい。」


「・・・何勝手に、」


先輩が不服そうな顔で見つめてくる。


「昨日の・・・お礼も兼ねて・・・です。

 お母さんに作ってもらってるから

 直接的なお礼じゃないですけど。

 すみません。

 とりあえず、下行っててもらえますか?

 私 髪整えたり

 まだ色々することあるんで。」


「・・・なんか主導権が

 ひなたにある気がして

 むかつく。」


「こんな時に何言ってるんですか。」


「わかった。下行っててやる。

 けど、それ、

 上手く隠せたらいいな。」


「え・・・?」


私がきょとんとしてると

先輩の指が私の鎖骨のあたりをなぞる。


「ぅぁっ・・・」


「ふっ。頑張れ。」


こ、こんなとこ

どーやって隠せばいいのー!!!!!