「痛い・・・です。」


「知ってる。

 ひなたが可愛い声出してくれないから

 ちょっと噛んじゃった。」


「か、噛んだって・・・。」


「ひなたは我慢強いね。

 いい子いい子。

 さ。早く学校行くよ。」


もう、先輩のペースに

呑まれっぱなしである。