「ひなたー。 お迎え来てるわよー。 かっこいい男の子!」 お母さんの声がする。 朝から相変わらず元気だ・・・。 熱は、というと 1日で下がりきったらしく もう元気である。 「かっこいいって、 石崎じゃないの? いつものことでしょ! 上がってもらってて。」 私は制服に着替える。 「・・・あれ。 私、昨日 どうやって着替えたんだっけ。」 「俺が着替えさせたけど?」 「・・・っ!?」 後ろから声がして 振り返ろうとしたけれど 後ろから手が回ってきて 抱きしめられているような 格好になる。