オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






「何?誘ってんの?」


「えっ、いやっ、。

 すみません。何でもないです。」


私はすぐ、その手を放した。


「いいよ。眠るまで待っててやる。」


「・・・いや、そのっ。」


「また口塞がれたいのか?」


「いや、いいです。」


「なら大人しく寝ろ。」


「・・・はい。」


「よし、いい子。」


そう言って先輩は私の額に

優しくて温かいキスを落とした。