オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






「これから楽しませて

 くれよな?」


「嫌な予感しかしないんで

 やめてください。」


「文句言ってないで

 もう寝ろ。

 鍵閉めて出て行くから。

 それじゃーな。」


そう言って出て行こうとする先輩。


「ま、待ってください。」


無意識のうちに先輩のブレザーの裾を

つかんでいた。